公立高校入試の公民の正誤問題

どの部分がどのように間違っているか理解しましょう

第44問

2011年度沖縄県公立高校入試その4

日本の労働者をとりまく環境について誤っているものを、次のア~エから一つ選んで記号で答えなさい。

日本では労働組合を結成する権利が認められていなので、労働者の立場が弱い。
パートタイム労働者や派遣労働者などが増えているが、雇用は不安定である。
日本人の労働時間はヨーロッパの先進国に比べると長く、過労死などの問題が指摘されている。
働く意欲のある高齢者の雇用の安定も社会全体で取り組むべき課題である。

正解

解説

日本では労働組合を結成する権利が団結権として日本国憲法第28条で認められている。
団結権、団体交渉権、団体行動権は労働三権(労働基本権)と呼ばれ、社会権に含まれます。
パートタイム労働者や派遣労働者などが増えているが、雇用は不安定である。(正しい)
日本人の労働時間はヨーロッパの先進国に比べると長く、過労死などの問題が指摘されている。(正しい)
働く意欲のある高齢者の雇用の安定も社会全体で取り組むべき課題である。(正しい)

第43問

2011年度沖縄県公立高校入試その3

企業に関連して誤っているものを、次のア~エから一つ選んで記号で答えなさい。

資本主義経済では、企業(私企業)は、利潤を目的に生産活動を行う。
公正取引委員会は、企業の利益を守るため、商品の価格を決定している。
日本の全事業所数の数では、大企業より中小企業の数が圧倒的に多い。
現代の企業には、自社の利益だけでなく、環境への配慮、地域社会との協力など、社会的責任も求められている。

正解

解説

資本主義経済では、企業(私企業)は、利潤を目的に生産活動を行う。(正しい)
利潤を目的としないのがNPO法人
公正取引委員会は、消費者の利益を守るため、独占禁止法を運用する。
日本の全事業所数の数では、大企業より中小企業の数が圧倒的に多い。(正しい)
現代の企業には、自社の利益だけでなく、環境への配慮、地域社会との協力など、社会的責任も求められている。(正しい)

第42問

2011年度沖縄県公立高校入試その2

日本の食料自給率の低下はどのような問題につながると考えらてるか。誤っているものを、次のア~エから一つ選んで記号で答えなさい。

日本の農村や漁村のなかには、祭りや年中行事などの伝統文化が薄れていく地域が出てくる。
世界情勢や気候の変化によって、食料の安定供給ができなくなる。
外国からの食料輸入には大量のエネルギーを使うので、地球環境に負担をかける。
日本の就業者数が第一次産業に集中する。

正解

解説

歳一次産業は農林水産業、第二次産業は製造業や鉱工業、第三次産業はサービス業。