公立高校入試の公民の正誤問題

どの部分がどのように間違っているか理解しましょう

第10問

2010年度愛知県公立高校入試その2

新しい人権について述べた文として誤っているものを、次のア~エから一つ選んで記号で答えなさい。

個人の私生活が他人から不当に干渉されないようにするために、プライバシーの権利が主張されるようになり、個人情報の保護に関する法律や条例が制定されている。
主権者である国民が政治について正しい判断をするために、国民にとって必要な情報を受け取る権利として「知る権利」が主張されるようになり、情報公開法が制定されている。
それぞれ自分の考え方に従って個人の生き方を決定するという、自己決定権と呼ばれる権利が主張され、医療分野ではインフォームド・コンセントが重視されている。
公害が深刻化する中で、人間らしい生活環境を求める権利が提唱され、開発を行った後は必ず環境アセスメントの実施が公害対策基本法で義務付けられている。

 

正解

解説

個人の私生活が他人から不当に干渉されないようにするために、プライバシーの権利が主張されるようになり、個人情報の保護に関する法律や条例が制定されている。(正しい)
主権者である国民が政治について正しい判断をするために、国民にとって必要な情報を受け取る権利として「知る権利」が主張されるようになり、情報公開法が制定されている。(正しい)
それぞれ自分の考え方に従って個人の生き方を決定するという、自己決定権と呼ばれる権利が主張され、医療分野ではインフォームド・コンセントが重視されている。(正しい)
公害が深刻化する中で、人間らしい生活環境を求める権利が提唱され、開発を行う前に必ず環境アセスメントの実施が環境影響評価法(環境アセスメント法)で義務付けられている。