公立高校入試の公民の正誤問題

どの部分がどのように間違っているか理解しましょう

第38問

2011年度大分県公立高校入試

日本における消費税について述べた文として正しいものを 、次のア~ウから一つ選んで記号で答えなさい。

所得が多いほど税率が高くなる累進課税の方法がとられている。
所得が少ない人ほど所得に占める税負担の割合が高くなる傾向がある。
すべて地方公共団体に納められる地方税の一つである。

正解

解説

所得税では所得が多いほど税率が高くなる累進課税の方法がとられている。
所得が少ない人ほど所得に占める税負担の割合が高くなる傾向がある。(正しい)
すべて国に納められる国税の一つである。

第37問

2011年度熊本県公立高校入試

国会議員を選ぶ選挙に関する説明として正しいものを 、次のア~エから2つ選んで記号で答えなさい。

選挙権は、財産や収入によって制限される。
選挙の秘密を守るため、投票者の氏名は投票用紙に記さない。
すべての有権者に被選挙権が与えられている。
選挙区ごとの有権者数にかたよりがあっても、投票は一人一票である。

正解

イ エ

解説

選挙権は、財産や収入によって制限される。(誤り)
財産や収入に制限されないのが普通選挙
選挙の秘密を守るため、投票者の氏名は投票用紙に記さない。(正しい)秘密選挙
すべての有権者に被選挙権が与えられている。(誤り)
選挙権は18歳から、衆議院議員の被選挙権は25歳 参議院議員は30歳
選挙区ごとの有権者数にかたよりがあっても、投票は一人一票である。(正しい)
選挙区ごとの有権者数のかたよりは一票の格差の問題 一人一票は平等選挙

第36問

2011年度高知県公立高校入試

我が国では、犯罪の捜査や裁判を行うにあたって、被疑者や被告人の権利を保障するための制度やきまり作られている。これらの制度やきまりに関して述べた文として誤っているものを、次のア~エから一つ選んで記号で答えなさい。

裁判を慎重に行い、裁判の誤りをなくし、人権を守るために裁判は通常三回行うことができる。
警察官は、裁判官が出す逮捕令状がなければ、現行犯の場合を除いて被疑者を逮捕できない。
被疑者が自白を強要されないようにするために、拷問(ごうもん)で得られた自白は、裁判で証拠とすることはできない。
被告人は、逮捕から起訴までの拘束された期間について、いかなる場合にも賠償を請求することができる。

正解

解説

裁判を慎重に行い、裁判の誤りをなくし、人権を守るために裁判は通常三回行うことができる。(正しい)
警察官は、裁判官が出す逮捕令状がなければ、現行犯の場合を除いて被疑者を逮捕できない。(正しい)
被疑者が自白を強要されないようにするために、拷問(ごうもん)で得られた自白は、裁判で証拠とすることはできない。(正しい)
日本国憲法第40条 何人も、抑留又は拘禁された後、無罪の裁判を受けたときは、法律の定めるところにより、国にその補償を求めることができる。