2011年度香川県公立高校入試
刑事裁判では人権に対する配慮が特に必要である。被疑者や被告の人権を守るためのきまりとして適当でないものを、次のア~エから一つ選んで記号で答えなさい。
- ア
- 裁判官が発行する令状がなければ、原則として逮捕されない。
- イ
- 被疑者が拷問によって自白させられた時、その自白は証拠となる。
- ウ
- 被告人は第一審の判決に不服があれば、上級の裁判所に申し立てることができる。
- エ
- 被疑者や被告人は、有罪の判決が確定するまでは無罪とみなされる。
正解
イ
解説
- ア
- 裁判官が発行する令状がなければ、原則として逮捕されない。(正しい)
- イ
- 日本国憲法第三十八条第二項 強制、拷問若しくは脅迫による自白又は不当に長く抑留若しくは拘禁された後の自白は、これを証拠とすることができない。
- ウ
- 被告人は第一審の判決に不服があれば、上級の裁判所に申し立てることができる。(正しい)
- エ
- 被疑者や被告人は、有罪の判決が確定するまでは無罪とみなされる。(正しい)