2011年度高知県公立高校入試
我が国では、犯罪の捜査や裁判を行うにあたって、被疑者や被告人の権利を保障するための制度やきまり作られている。これらの制度やきまりに関して述べた文として誤っているものを、次のア~エから一つ選んで記号で答えなさい。
- ア
- 裁判を慎重に行い、裁判の誤りをなくし、人権を守るために裁判は通常三回行うことができる。
- イ
- 警察官は、裁判官が出す逮捕令状がなければ、現行犯の場合を除いて被疑者を逮捕できない。
- ウ
- 被疑者が自白を強要されないようにするために、拷問(ごうもん)で得られた自白は、裁判で証拠とすることはできない。
- エ
- 被告人は、逮捕から起訴までの拘束された期間について、いかなる場合にも賠償を請求することができる。
正解
エ
解説
- ア
- 裁判を慎重に行い、裁判の誤りをなくし、人権を守るために裁判は通常三回行うことができる。(正しい)
- イ
- 警察官は、裁判官が出す逮捕令状がなければ、現行犯の場合を除いて被疑者を逮捕できない。(正しい)
- ウ
- 被疑者が自白を強要されないようにするために、拷問(ごうもん)で得られた自白は、裁判で証拠とすることはできない。(正しい)
- エ
- 日本国憲法第40条 何人も、抑留又は拘禁された後、無罪の裁判を受けたときは、法律の定めるところにより、国にその補償を求めることができる。