2011年度鹿児島県公立高校入試
下の文は独占禁止法について書かれたものでる。Aに当てはまる文を次のア~エから一つ選んで記号で答えなさい。
独占禁止法は、行き過ぎた営業の自由を、公共の福祉によって制限している。A
- ア
- これは国民全体の福祉と利益のためであるので、自由の制限はどこまでも許される。
- イ
- ただし、このような場合には、何が公共の福祉に当たるのかを厳密に考える必要はない。
- ウ
- これは、公共の福祉が日本国憲法が定める国民の義務の一つであるからである。
- エ
- ただし、この場合でも、権利の行使が政府によって一方的に制限されてはならない
正解
エ
解説
実質的に公共の福祉に関する問題です。基本的人権は公共の福祉によって制限されます。公共の福祉とはむずかしい概念で 、個人個人の人権のバランスやまとまりであり、社会的利益や社会的秩序や社会的義務とは異なると考えます。